マッドネス グラート王国戦記
先月買ってやっとこさ読了。面白かったので感想。
学生時代に比べて読書速度が低下してる…
昔は1日あれば2~3冊読めてたんやけどなー
ボリュームのあるライトノベルだった。
最初は名前や勢力図を覚えるのに苦戦して、巻頭のマップをチラチラ確認しながら読み進めてた。
このあたりからも老いを感じる
自虐はこのくらいにして。
”狂気の成り上がり”ってキャッチコピーが1章時点ではどうも引っかかってたんだけど、読み進めて納得。
作中でもさんざん言われている通り主人公が一番狂気だなーこれは
しかし敵にまで「欲しい」といわせてしまう主人公は、もう狂気を越えた信仰の対象としていずれ祀られそうな、そのぐらい魅力ある人間性だった。
若干俗っぽい表現になるけど最終的に「主人公サーの姫(主人公)」のような雰囲気になるので、主役を大事にした作品が好きな人や、ドロドロしたエグいやりとりとかいらんねん、良い子がいっぱいおるほうがええねんって人には大変オススメ。
主人公がカリスマメーター振り切って溢れ出してるような人物だから、ラノベによくある「特に魅力を感じないし頼りないのに何故かモテる」というわけでもない。
戦記物としてもわかりやすく読み応えある内容だった。
続き書けそうな終わり方だったので、次回作も期待してます。